第1回シンポジウム開催報告を追加

「分析・診断医工学による予防早期医療の創成」
第1回シンポジウムを開催しました

  • 開催日時: 平成19年1月25日(木)13:30~16:30 (17:30~懇親会)
  • 開催場所: 名古屋大学IB電子情報館大講義室

2007年1月25日(木)13:30~16:30に、東山地区IB電子情報館大講義室において、科学技術振興調整費・先端融合領域イノベーション創出拠点の形成プログラム「分析・診断医工学による予防早期医療の創成」プロジェクト第1回シンポジウムを開催しました。
当日は、森口泰孝 文部科学省科学技術・学術政策局長、柘植綾夫 前総合科学技術会議議員、加藤延夫 愛知医科大学理事長・名古屋大学名誉教授(元総長) を来賓としてお迎えし、協働企業である伊藤忠商事株式会社、オリンパス株式会社、日本ガイシ株式会社、富士通株式会社からも多数の参加があり、学内外より 200名以上が参加しました。
杉浦康夫理事の司会で開式し、まず平野眞一総長が、式辞として本プロジェクトの意義と本学としての期待、および協働企業との力の結集によるイノベーション 創出の拠点形成への意欲を述べました。次に、森口泰孝文部科学省科学技術・学術政策局長が、祝辞として現在の日本におけるイノベーション創出拠点の必要性 を述べ、当日午前に行った本プロジェクト拠点(赤﨑記念研究館4階)視察を踏まえて、名古屋大学における「分析・診断医工学による予防早期医療の創成」プ ロジェクトへの期待を述べました。
その後、柘植綾夫 前総合科学技術会議議員が、「先端融合領域イノベーション創出拠点への期待『イノベーション創出能力強化と人材育成 ~知の創造と価値 創造の結合強化に向けた産学官連携~』」と題し、我が国は明治維新・戦後復興に次ぐ重大革新期に入っており国づくりに科学技術が果たすべき役割は大きく、 特に「産学官協働の知の創造と結合」、「知の創造と社会経済価値との結合」、「知の結合による価値創造を行うΣ型人材育成」を行うナショナル・イノベー ション・パイプライン網の整備が不可欠であるとし、それを担う名古屋大学予防早期医療創成センターへの期待を示しました。これに続き、加藤延夫愛知医科大 学理事長が「この地域におけるバイオテクノロジー振興計画の進展」と題し、「科学技術に関する懇談会」から「東海バイオものづくり創成プロジェクト」に至 る経緯と本学のバイオ・医療研究の歴史を詳しく述べ、更に第2次大戦中に本学が予防医学講座を開講した史実に触れて、後進への期待・本プロジェクトへの期 待を示しました。
休憩を挟み、工学研究科本多裕之教授、医学系研究科太田美智男教授、工学研究科馬場嘉信教授が、本プロジェクトの内容をオリジナルのアニメーションも交え なから丁寧に説明しました。閉会後、本プロジェクト拠点の見学会を行い、懇親会を行って親交を深め、プロジェクトの意義と重要性を再確認して充実したシン ポジウムとなりました。

文責 : 小畑 政道

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