予防早期医療創成センター 第13回ワークショップ(第25回研究会)開催報告

2025年1月31日(金)、名古屋大学東山キャンパス、野依記念学術交流館にて、第13回ワークショップを開催致しました。会場参加者、リモート参加者数はコロナ禍以降最高となり、野依記念交流館2階のカンファレンスホールは満席となりました。参加者数は312名となり、多くの方にご参加頂きましたこと、心より御礼申しあげます。


会場の野依記念学術交流館には午前中から多くの方がお出でになりました。10時半、丸山彰一予防早期医療創成センター長、及び木村宏医学系研究科長よりご参集頂いた皆様方へ御礼のご挨拶を差し上げました。


開会の挨拶に続き、日本医療研究開発機構(AMED)先進的研究開発戦略センター長 濵口 道成先生より「コロナ禍:我々は何を体験したか、何を体験しようとしているか~世界は動きつつある」という演題にてご講演頂きました。

濵口先生は2015年迄、名古屋大学総長を務められ、その後科学技術振興機構理事長を経て、2022年より日本医療研究開発機構(AMED)先進的研究開発戦略センター長の重責を担っておられます。感染症有事に国策としてワクチン開発を迅速に推進するために平時からの研究開発を主導する組織のトップとして大変お忙しい中、2年がかりでお願いし、第13回のワークショップ招待講演をお引き受け頂きました。


ご講演では、地球規模での環境変化が新しい感染症を引き起こしていることや、ワクチンの開発と国際政治が切り離せない関係にあること、そして今の日本に求められる重要なことが語られました。その力強いメッセージは、会場にいた多くの人の心に響きました。

昼食休憩をはさんでパネルディスカッション形式で下記3パネルが執り行われました。午後も午前中の招待講演の熱量をそのまま受け継ぎ、会場もほぼ満席のまま活発な議論が交わされました。

【パネルディスカッション1】
コミュニティファーマシーが拓く次世代の予防早期医療システム

【パネルディスカッション2】
スマートセンシングによって解明する生体ダイナミクス

【パネルディスカッション3】
健康・医療と次世代情報工学

パネルディスカッション1

パネルディスカッション2

パネルディスカッション3


パネルディスカッションの後、松尾清一東海国立大学機構長から、1日お付き合い頂いた皆様方に御礼を申しあげ閉会となりました。


会が修了となったあと、野依学術記念交流館1階ロビーで、意見交換会が開催されました。意見交換会もまたコロナ禍以前とほぼ同規模に復活し、新しく参加される方も巻き込んで、まるで同窓会のような雰囲気となり、大変楽しい時間を過ごすことが出来ました。異分野の研究者・エンジニア・ビジネスマンが交流する意見交換会のネットワークの中から、新たな研究グループが芽生え、新しい価値が生み出されることを願ってやみません。

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