予防早期医療創成センター 第10回研究会の開催報告を掲載しました。

去る8月1日、名古屋大学予防早期医療創成センターでは第10回の研究会を開催致しました。当日参加も含め120名程度の方々にご参加頂き、当センターの研究会の中では、もっとも参加者が多く盛況でありました。

また、来場者の所属は、センター関係者(学内兼務者+協働企業)が16%であったのに対し、それ以外の学内非兼務者、官公庁、一般企業等が多く、特に一般企業は30%以上でした。これは当センターが研究会を開始して以来2年半になり、徐々に社会の皆様への認知度が向上してきたことの表れと嬉しく感じています。

01当日の会場の様子(ほぼ満席です)

松尾センター長の挨拶に続き、「健康長寿社会のために!~メタボ対策かはじめる健康なまちづくり」と題してあいち健康の森健康科学総合センター センター長の津下一代先生にご講演頂きました。津下先生のご講演に対して、「具体的な活動をベースにした発表がとても説得力があった」等多くのコメントが寄せられました。

02津下一代先生

また2番目の講演として「体内時計の乱れとメタボ」について名古屋大学大学院 生命農学研究科 栄養生化学研究分野准教授 小田裕昭先生から話題提供がされました。とても楽しく、目から鱗の情報が多く勉強になった、体内時計と健康作り施策との関連が分かりやすく参考になった等好評でした。

03小田裕昭先生

最後に株式会社タニタヘルスリンク代表取締役社長坂井康展氏から「タニタの考えるヘルスケア市場の将来性と課題」について講演頂きました。坂井社長のご講演は、幅広いヘルスケア市場の中にあって、総合型サービスが難しく、ターゲットを絞った特化型サービスの方がやりやすい等企業の視点からの内容が多く、特に企業の参加者の興味を引いていました。
04坂井康展社長

今回の研究会は、一般の方にも身近な話題の為か、会場はフランクな質疑でとても盛況でした。ご参加頂きました方々に感謝致します。

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