活動への想い

社会科学の視点から
 
私の専門は社会福祉学です。「福祉」を辞書で引くと「しあわせ」とあるように、社会福祉学とは「人々のしあわせを考える学問」だと考えています。私は高齢者福祉を中心に、実践現場で得た問題意識をベースにしながら、高齢者とその家族のQOL向上に寄与する研究を志してきました。具体的な研究テーマには、ケアの質の評価や専門職のキャリア支援、介護家族への支援、震災時の地域支援体制の構築などがあります。PMEのミッションである「健康寿命の延伸」にも、「介護予防を推進するための地域づくり」の視点から行政との共同研究を進めてきた経験があります。工学・医学とは視点が異なりますが、目指す社会的ゴールは同じです。視点やアプローチが豊かなほど良い結果を生み出すからこそ、学際的にアプローチする重要性を改めて感じます。
 
文理融合で新たなステージへ
 
PMEでは先のミッションを果たすべく、「産学官連携」「医工連携」「文理融合」をキーワードに研究開発事業を推進しています。PMEで唯一の社会科学系研究者という立場から、文理融合研究をどう推進していくのか、私にとっても大きな課題です。理系と文系では、研究文化も言語も異なりますが、それを超えたところに既存の枠組みにとらわれない新たな概念生成や学問領域の広がりの可能性を感じています。そして、学際的だからこそ開発できるプログラム(社会的装置)の創成に挑戦したいと思います。目指すべきゴールを共有し、PMEがもつ強みを生かしながら、当事者、行政、企業、学術等の協働を通して、人々の「しあわせ」を考え続けていきたいと思います。

 

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